FUJIFILM X-H1が発売になりおよそ3週間が経過しました。
発売前後の話題とは裏腹にあまり売上が伸びていない印象のあるX-H1だが、実際に購入した僕が買って良かったなと思うところと逆に悪かったなと思うところを赤裸々にレビューしてみたいと思います。
自分の所有している機種ですからね、お世辞抜きで全力レビューしていきますᕦ(ò_óˇ)ᕤ
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Contents
買って良かったところ
デザインがとにかくカッコイイ!
FUJIFILM最上級中判カメラのGFXをモチーフとしたデザインは見るものを虜にする気品があります。
出典:FUJIFILM
携帯性を重視し “街中でもカメラを持って撮り歩ける” をテーマに作り続けてきたFUJIFILMのミラーレスカメラ。
敢えてフルサイズセンサーを採用せずAPS-Cセンサーを採用したのはFUJIFILMの目指すカメラがコンパクト携帯性を重視していたから。
その理念を大きく覆した今回のX-H1にはFUJIFILMの本気が伝わってくる。
そんなオーラ、貫禄がデザインそのままに表現さらている感じがします。
外観の好みは完全に主観なので、これはあくまでも僕個人の感想ですが σ^_^;
期待以上のボディ内手ブレ補正
FUJIFILMミラーレス初のボディ内手ブレ補正機能搭載カメラだったので正直過度な期待はしていなかったんです。
ところがそれは良い意味で裏切られました。
僕はノイズの多い写真が好きではありません。
なので極力低感度撮影を行うんですよ、でもそうすると微ブレした写真を量産することがあったんです。
撮影中、背面モニターで入念にチェックしたはずなのに自宅に帰りPCに取り込んでびっくり!なんて事ありませんか(T . T)? お気に入りの構図だった写真が実は微ブレしていた!なんて、あれほどガッカリする事はありませんよね。
僕の中で「ザラザラ画質で写真を撮るぐらいなら撮れなくてもいいや!」ぐらいな考え方だったので、手ブレした写真を量産するぐらいなら、きちんとISO感度を上げて使おうと考え方を変えました。 ← 今さら遅えよ!ですねw
夜間での撮影だといくら明るい単焦点レンズを使用しても、手ブレしないシャッタースピードを稼ぐのは大変です。
※ストロボなど照明器具のない設定
動く被写体を止めて撮りたい場合以外なら強力な手ブレ補正のおかげで、かなり低感度撮影が可能になりました。
もちろん動画撮影する際にもボディ内手ブレ補正は強力に効いてくれます。
まるで自分の動きが止まったかのような錯覚が起こる程止まってくれます。
これは本当に有難いし買って良かったポイントです。
動画専用の設定メニューがある

僕は動画の知識が全くと言っていい程ないので訳分からないのですが、スチルとは別に動画だけの細かな設定が可能なんです。
FHD 60p とかそうゆうの以外にもISOやフィルムシュミレーションなんかも、とにかく沢山の設定が動画専用に設定できて、スチルから動画に切り替えると自動で変わってくれるのがとても便利だなと思いました。
きちんと動画の設定も覚えれば本当に本格的な動画は撮れるんだろうな感が凄い!
持っただけで伝わる超剛性
質感や雰囲気はどうやって説明すれば伝わるのだろうか…?
X-H1は、X-PRO2のような高級感とはまた違った、カメラとしての高級感があります。
コスト相応の超剛性ボディです。
例えるならば、X-PRO2がショールームに飾られたフェラーリだとするなら、X-H1はコテコテのレース仕様のフェラーリと言ったところでしょうか。← 適当な例えでスミマセン(・ω・)
Nikon D500もAPS-Cながら大型ボディを採用し、Nikon DXマウントのフラッグシップモデルとして堂々と君臨しています。
何となくX-H1はあの貫禄に似てるなと感じるのは僕だけでしょうか σ^_^;?
今後発売が予想される大型レンズを見据え、マウント部の強化や、耐振、耐熱の強化が成されていました。
現状で確定しているXF200mm F2.0 や F2.8通しの超広角レンズは間違いなく大型でしょう。
出典:FUJIFILM
これに耐え得るボディは、大きさや重さを代償にはしたが、大幅なクオリティアップと安心感を得られる結果となりました。
サブディスプレーは便利
X-H1はFUJIFILM中判サイズミラーレスGFXと限りなく似たデザインをしている。
その中でも一際目立つ存在なのがサブディスプレイだと思う。
暗闇でもボタンを押せば自発光するので設定やSDカードの残量をいつでも目視出来る。
電源がOFFでもディスプレイは常に表示された状態を保つので、いつでも確認が出来る本当に抜かりのない仕様になっています。
なかなか慣れないうちはディスプレイを見る習慣がないけど、慣れてくると便利ですね。
その代償として露出補正が物理ダイヤルからデジタル補正に変わってしまったが個人的には残念と思っていたが、まぁこれも慣れですね。
ハイスピードカメラ搭載
今やハイスピードカメラはスマホにも搭載された機能だが、やはり一眼動画のクオリティーでのスローモーション動画は目を奪われてしまうほどうっとりしちゃいます。
何でもない日常もスローにするだけでドラマチックな演出が出来るので嬉しい機能です。
フェザータッチシャッターは軽快
初めてX-H1を手に取ってフォーカスを合わそうとした時、何度フライングしたことか分かりません σ^_^;
以前愛用していたX-T2とはまるで感触の違う浅めのシャッターに嫌悪感を感じるほど抵抗があったのに、数日使い込めば手に馴染む軽快なシャッターに撮影していてもテンポが上がります。
決してX-T2のシャッターフィーリングは嫌いではありません。むしろ大好きなシャッターでした。
“一枚一枚を大切に撮る” そんな感じの深めのシャッターでした。
シャッター音も重く手に残る感触は1年以上愛用していても心地良かった。
そんな心地良さは感じないが、軽快なテンポと撮る楽しさもまた格別です。
※個人的には OLYMPUS E-M1 Mark2 のシャッターフィーリングにとても似ているように思う。
悪い?と感じたこと
X-H1を純粋にカメラとして評価するのであれば悪いと感じる点は1つもありません。
でもレビューするという意味で強いて悪いと感じることをあげるなら、価格が高いことでしょうか。
最近のデジカメ市場と比較してみれば妥当な金額ではあるが、やはりお金の価値としては高価ですよね σ^_^;
それと大きく重いカメラなのは知っていて購入しているので全く不満には感じていないが、お世辞にも軽いとは言えないので、重箱の隅をつつくレビューをすればこの辺でしょうか。

まとめ
いかがだったでしょうか?
赤裸々にとか言いながら良いレビューが大半でしたが、個人的にはX-H1を購入して良かったな、というのが正直な感想です。
同時に購入したX-T20は小型軽量なので使用頻度は圧倒的に多いです。
気が付くとX-T20だから、僕にとってのメインカメラはX-T20です。
このカメラも間違いなく買って良かった(*^ω^*)
それでもX-H1は僕にとって必要不可欠なカメラでした。
いや、むしろ僕みたいな趣味レベルのカメラマンには勿体ないぐらいの高級カメラです。
X-H1を持ち撮影に向かう時は本気スイッチが入ります。
よっしゃ! 今日は撮るぞ!という気合いが入り撮影にのめり込むんですよ。
カメラには性能以外の“なにか?” が欲しいですよね。
カメラを構えた時に武者震いが起こるほど感じる高級感やファインダーを覗いた時にニヤついてしまう程の世界観。
これが 酔いしれる ということなんでしょうね 笑
X-H1にはそんな魅力がいっぱい詰まった最高のカメラです。
今はまだ情報も少なく価格も高いので様子見をしている方も、もう少し値段が落ち着いてきたら検討してみても良い素晴らしいカメラです(о´∀`о)
また何か気付いたとき、X-H1の記事を作成したいと思います。
では。