どうもこんにちは、キャンプ時々カメラネタを記事にしております当ブログ筆者のchakkanでございます。
今回は久々にカメラネタを記事にしてみましょう。
テーマはFUJIFILM X-T30を4ヶ月間愛用してみての使用感レビュー!!みたいな感じですw
ちなみに僕はゴリゴリのフジユーザーで今のところミラーレス一眼にはFUJIFILM機しか使用しておりません。
Contents
X-T30というカメラ
主な仕様
型番 | FUJIFILM X-T30 |
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有効画素数 | 約2,610万画素 |
撮像素子 |
23.5mm×15.6mm(APS-Cサイズ) X-Trans CMOS 4センサー、原色フィルター採用
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記録メディア |
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記録方式 |
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スペック表はあくまでも参考となる仕様であり実際に使用していく上では数字には現れない使用感というのがあるものです。
とはいえスペックをきちんと理解することはとても大切なので公式ホームページは必ずご覧になって下さいね(*´꒳`*)
X-Tシリーズ
フジにはいくつかのシリーズが存在します。
俗に言う『Xシリーズ』ですね。
僕はX-T3を所有していないのでX-T30との比較からは外れてしまいますが、おそらくX-T30の仕上がりから予測するとかなり素晴らしいカメラであることにほぼ間違いはないと感じています。
もう序盤から結論を言わせていただくと、初めてフジ機を購入する予定の方はX-T3を買ってしまえば確実に不満は少なく、限りなく満足度の高い買い物となるでしょう。
X-Tシリーズ
これはX-T3とX-T30ではまた全く違う印象を持ってしまいますが、それにしてもシリーズの中ではハイスタンダードですね。
ボディのサイズ感、性能、機能、動画においても他社に勝るとも劣らない素晴らしいシリーズと言えます。
X-PROシリーズ
使い勝手や性能を重視するというよりかは個性的で独創的、優雅であり都会的で幅広い層に愛される唯一無二の存在。
フジユーザーの中では憧れの存在として君臨する高級カメラだと言えます。
もちろん性能も高く、普段使いも出来るので抜かりはありません。
ただ、使い勝手にはめっぽう弱く不便さを感じること間違いなし。
X-Hシリーズ
FUJIFILMミラーレス機の中で唯一ボディ内手ブレ補正機能が搭載しており室内での薄暗い撮影や、低速シャッターにも強くなり撮影の幅が広がったのは間違いありません。
ボディも大型で頑丈、グリップ部を大きくすることにより大型レンズを装着しても安定した撮影を可能にしました。
ただ値崩れが早く、売値も驚くほど安くなっているので後継機を購入する際は手出し金が大くなってしまうというデメリットがあります。
それと大型カメラ特有の、携帯性の悪さも昨今のカメラ業界から言ってしまえばやはりデメリットかもしれません。
X-T30を購入した理由 〜時代の流れ〜
僕にとってX-T10からが始まりで、初めてフジ機を使ったのが
X-T10だったのです。その時の印象は
『フジのカメラってすげぇ良い(*´꒳`*)✨』
これでした。
巷でよくいわれるフジの発色。
本当に衝撃的な出会い。
フジが織り成す眩い色に、カメラど素人の僕の心は高揚し時間を忘れシャッターを切る。
背面液晶からも伝わる現実を遥かに超えた写り。
当時APS-Cのみを開発していたFUJIFILMのAPS-Cセンサーに対する熱き情熱に魅せられ僕はフジの虜になりました。
当時はまだ一眼レフカメラが主流だった。
あの頃は間違いなくカメラ界の王様は一眼レフカメラだった。
大型でタフネスボディ「ファインダーはOVFじゃなきゃダメっしょ〜」みたいな時代。
ミラーレスってなに? 富士フイルムにカメラなんてあった?←これは大袈裟かな? でも知人から言われたw
そんな時代の波に飲み込まれ、はじめは喜んで愛用していたX-T20の特権である小型というメリットをカッコ悪いと感じるようになっていったのでした。
写りにはもちろん満足、性能的にも特に不満はなかった、なのにプライドみたいなものが邪魔をしてすぐに売却、そしてX-T2を購入することになったのでした。
X-T20
は今だって現役で活躍してくれる立派なカメラでした。『時代』
とは怖いものです。大型のカメラは化石扱い。
一眼レフ? なにそれ? いまどき? OVFなんて使ってらんないよw
さも今までミラーレスカメラしか開発してきませんでしたよと言わんばかりにカメラ業界は一気にミラーレス化し、小型で軽量なカメラが実際には主流となっていますよね。
こんな時代がくることを予測できましたか?
予兆はありました、でも一眼レフが地に堕ちる時代が来るとは想定外の展開で驚きです。
さてさて、こうなってしまえばAPS-Cセンサーのミラーレスカメラは強みを増していきます。
もちろんセンサーサイズによって写りに差が出ることは理解しています。
スペックにも差が出るでしょう。
それでも僕は声を大にして言いたい!!
『X-T30はあなたの味方ですよヽ(*´∀`)』
ホントこれです。
今は “ボディは小さくセンサーは大きく” そんな時代かもしれません。
でも全てのカメラユーザーが必要なのかと言ってしまえば疑問ですね。
大半の方は趣味嗜好でカメラを始めるので、ステータスや所有欲の満足度は大切です。
ただ全ての人に当てはまるものではありませんね。
ここからはX-T30の魅力を存分に話てからデメリットの方も書いていきたいと思います。
X-T30の魅力
小型で軽量である、そして…
まず小型であることの強みは、持ち歩くことにストレスを感じなくなります。
いわば携帯性に優れている。
周りに対しても “写真を撮っている” という奇妙な圧力も軽減され最低限のマナーは確保されますよね。
これは皆さんが思ってる以上に大切なことです。
小型や軽量というのはカメラ以外にも世の中にはたくさんあります。
車にも大型と小型があるように、家電、生活用品とそれぞれあって、ソレに似たようなメリットがあるのです。
写りに遜色はない
どういうことかといえば、同メーカーである限り同じ世代のカメラでは写りに対して変わりはないということ。
20万円のフラッグシップ機で撮った風景も10万円のエントリー機で撮った風景も撮り手が同じ(設定が同じ)であれば写りも同じになります。
これに関して言えば賛否両論で、巷では「フジのカメラなら結局どれ使っても同じじゃねぇ?」と叩く方もいらっしゃいますが、個人的には有り難い仕様です。
写りが同じということはエントリー機を使っているというコンプレックスは無くならないにしても減りますよね。
カメラにとって描写力や発色は最重要項目であり生命線である。
センサーが同じということはカメラ選びの選択肢として悩むポイントが1つ減り、我々ユーザーにとってメリットしかないと感じます。
初心者向けの簡易機能の充実
全ての方が本格的にカメラをやる訳ではありませんよね。
マニュアルで撮るだけがカメラの醍醐味ではありません。
設定に気を取られ、楽しいはずの旅行がストレスになってしまっては本末転倒です。
X-T30にはワンタッチオートレバーが付いており、一瞬でマニュアル撮影からオート撮影に切り替えることが可能になっています。
僕は使いませんが、妻に撮影してもらう時、子供にカメラを貸してあげた時、友人に撮ってもらう、道行く人に撮影をお願いする時などにはとても重宝する機能です。
カメラに全く知識や興味のない人間からしたら、ゴツゴツしたメカメカしいカメラを手渡されても萎縮しちゃってシャッター切れないですよね笑
撮ってもらう側のカメラ所有者だってオートにしておけば安心して撮影してもらえますしね。
ポップアップ式フラッシュ搭載
付属品として付いてきて必要に応じてカメラ本体に取り付け撮影するのですが、みなさん使いますか?
僕は付属のフラッシュを使ったことは一度もありません。
もともとフラッシュ自体を使う機会がない撮影をやっているので尚更なのですが… めんどくさいですよね。。
別売りのフラッシュは持っているのですが、今は防湿庫の肥やしになっていますw
ところがフラッシュの使いどころは突然やってくるものです。
いざという時にフラッシュが一体式となっているX-T30は本当に便利ですね。
ジョグダイヤルの追加
ファインダーを覗きながらジョグダイヤルでピント位置を切り替えるれる
のは便利ですね。タッチパネルでもピント位置を操作出来るので、無ければないでなんとかなりますがあるに越したことはありません。
X-T30の悪いとこ
誤操作が多発する
ゆえに小さなボディにいくつかの操作キーが所狭しと付いています。
撮影中、構図を変えたり設定を変えたりするといつの間にか画面が変わってることが多くストレスが溜まります。
個人的にはボディの形状に問題があると思います。
凹凸をなくしフラットな作りになっているので、不意に誤操作をし易い設計になっているのですね。
特にQボタンが一番厄介なのでご注意を
十字キーを排除した
十字キーの代わりに背面液晶でのタッチ操作で設定を変えられ、ジョグダイヤルでも操作可能になりました。
僕はジョグダイヤルでカーソルを移動させるのですが360度動くジョグダイヤルで操作すると意図せずに違う動きをしてしまいます。
やはり十字キーは外して欲しくなかったというのが本音です。
防塵防滴ではない
知った上で購入したので不満という訳ではありませんが、やはり防塵防滴になっていないのは不便ですし気を使います。
撮影中に小雨が降ってくることだってあるし、三脚に固定し長時間露光撮影などをしていると夜露に見舞われることだってある。
そんな時X-T30の出番はなくなってしまい、やはりエントリー機だなと実感してしまう。
背面液晶が縦方向にチルトしない
縦構図のローアングルでの撮影には重宝し、X-H1で慣れている僕にとってX-T30の横方向のみのチルト液晶には不便さを感じてしまう。
ここもエントリー機ならではの差別化のなにものでもない現実。
全てを加味したうえでも素晴らしいカメラ
これはどんなカメラにだって言えることです。
X-T30も例外ではない。
フラッグシップ機とエントリー機の間には必ず差別化があった、出来る技術があるにもかかわらず排除しなければなりません。
いや、例えフラッグシップモデルであっても100点満点のカメラなんてこの世に存在しないと思っています。
それを踏まえた上でX-T30は素晴らしいカメラに仕上がりになっている。
元X-T20ユーザーから見てX-T30が大きく飛躍したところがあります。
画素数の増加もさることながら、目に見て感じる飛躍はカメラ本体の質感、そして動画性能の高さである。
あくまでもエントリー機としての評価でいえば、こんな贅沢なエントリー機があって良いものなのか!と驚くほど素晴らしいカメラです。
さいごに
長々と記事にしてみましたが、僕はX-T30を購入して愛用して分かったことがありました。
『もうこれで十分だ』
と。今やカメラ業界はフルサイズミラーレス一色です。
たしかに凄い。
カメラ好きなら誰もが憧れる。
買おうと思えば買えない金額でもなくなってきた最近のフルサイズミラーレス。
それでも僕は買わないと決めている。
だって… X-T30で十分ですよ(*´꒳`*)
ただ、FUJIFILMからフルサイズミラーレスカメラが開発された時は。