寿命が5年縮んだ日【キャンプ編】

アウトドア

 

みなさんは本当の恐怖体験をしたことがあるだろうか。

 

笑い事じゃない。

 

本物の恐怖体験。

 

 

 

 

 

 

 

 

アンビリーバボー

 

 

 

2017年、残暑厳しい初秋の夜に…

 

僕の寿命は推定5年縮んだ。。。

 

笑いナシ感動ナシの恐怖体験記事怪演。



焦り

あれは神奈川県某所にある有名なオートキャンプ場での出来事。

 

この頃僕は、まだキャンプ経験が1回しかなくて…なぜか猛烈に焦っていた。

 

早くキャンプ経験を積みたい!

 

早く設営慣れしたい!

 

要するに脱初心者作戦を急ピッチで進めようと試みた圧倒的アホな奴。

 

初めてキャンプをやったのが、つい2週間ほど前で、ベテランキャンパーご指導のもと2泊3日を堪能した。

 

慣れないテントでの睡眠や慣れない段取りの数々で楽しさよりも忙しさの方が優先した。

 

それでも自分のペースでキャンプが出来るようになればきっと楽しくなってくるはずだ。

 

そう信じ、早く一人前になりたくてしょうがなかった。

 

それはまるで思春期を迎えた少年のように焦っていた。

 

 

油断

今回予定していたキャンプ場はとても人気のキャンプ場で週末には混雑が予想される。

 

人目を避けたいのが初心者の心情。

 

混雑を避けるためわざわざ有給をもらい平日にキャンプを決行した…

 

今思えば、これが悲劇の始まりだった。

 

キャンプ場に到着。

 

このキャンプ場は一度家族でデイキャンプをやったことがあったので施設内は把握していた。

 

ベストポジションのサイトをゲットし、まずはテントの設営からスタート。

 

「あぁ〜 誰もいなくて良かった〜 」

 

誰の目線も気にせず自分のペースでキャンプができる。

 

天気は快晴! 晴天無風!

 

最高のキャンプだぜ!! ヤッホーい!!

 

設営も終わり、のんびりした時間が流れる。。

 

あぁ… そろそろ夏も終わりだなぁ…

 

そんなことを呟きながら流れる時を満喫していた。

 

その時僕の頭の中には森山直太朗の“夏の終わり”が流れていたのだった。

 

 

堪能

辺りも徐々に暗くなってきた。

 

そろそろランタン(照明)でも灯そうか…

 

初めてのソロ焚き火が始まった…

 

ずっと炎を眺めながら自分の人生を回想する。

 

幼い頃、学生時代、社会人になりたての頃、結婚、子育て、そして現在。

 

良い想い出も悪い想い出も全て、炎を眺めながら懐かしむ。

 

こんな時間はなかなか味わえない。

 

孤独と切ない気持ち、またそれと同じぐらいの癒しがそこにあった。

 

非日常の不思議な世界。

 

贅沢なひと時。至福のとき。

 

この時僕は…後に起こるうる恐怖体験を…

 

まだ知る由もなかった。

 

 

兆候

フィールドを独占しスローライフを堪能。

 

ヤバイ。幸せ。飯がうめぇ!

 

これがキャンプなんだ!

 

これこそがキャンプの醍醐味なんだと実感できた。

 

“板せり尽せり” という言葉の意味を体感した瞬間だった。

 

すると辺りを照らしていたランタンがブスブスと変な音が鳴り出した。

 

“ブスゥ〜 ブスゥ〜”

 

あれ? なんだ? 壊れた?

 

ガス調節レバーを回しても光量が変わらない。

 

うそだ!? あれ? もしかしてガスないの?

 

なんだよ… 。

 

予備のガス缶を取りに車の中を確認する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…ない。

 

ガス缶を忘れてきてしまった。

 

確かLEDライトがあったは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ない。

 

これが初心者の成れの果て。

 

自然はそんなに甘くない…

 

ここから最悪のシナリオがスタートしたのである。

 

 

暗闇

焚き火が終わると同時に僕の手元から灯りがなくなった。

 

もちろん周りに街灯はあるが、大自然の中にたった一人…管理棟も5時には無人。

 

初めてのソロキャンプ。

 

ドラクエで言えばLv3ぐらいだろうか。

 

旅人の服に銅の剣を持った勇者…ていうかオッサン。

 

コインは650ゴールドぐらいだろうか。

 

痛恨の一撃を喰らえば一瞬でゲームオーバー

 

そんな無防備、ノーガード

 

一気に恐怖心が襲って来た。

 

まじか…   怖い…。

 

恐怖心を誤魔化すかのように振る舞う勇者chakkan

自分で勇者と言っちゃう辺りでもう逝っちゃってる。

 

仕方ない…タブレットで映画でも観ながらのんびりしてよう。

 

その時間およそ20:30ほどだった。

 

 

残暑

…暑い。

 

それにしても暑い…

 

前回初めてやったキャンプ場は標高の高いキャンプ場だったからか夜は涼しかった。

 

ここは暑い…

 

テントのシートを開けようか…

 

でもなんか怖いなぁ。

 

また映画を観る

 

恐怖心が邪魔をして、内容が全く入ってこない。

 

あぁ… どうしよう…

 

さっきまでのハーレムはなんだったんだ…。

 

帰りたい! 自宅に帰りたい!

 

妻に電話をする。

 

 

妻に電話をする。

妻『どう? 楽しい?』

 

僕『いや〜 ガス缶忘れちゃってさぁw』

 

妻『バカだねぇ〜w でも楽しんでんの?』

 

僕『あ、あぁ…うん。』

 

妻『じゃあ良かったじゃん』

 

僕『でもこっちめっちゃ暑いよ!』

 

妻『そうなんだw でも楽しいんでしょ?』

 

僕『あ、あぁ、楽しいよ』

 

妻『じゃあ、ごゆっくり』

 

娘『アンパンマン…。』 ?

 

 

 

 

 

 

言えなかった…

 

今お前の夫は恐怖に慄きながら暑さに耐え、自宅に帰りたいのを必死に堪えてるなんて。。

 

せっかくの有給休暇を遊びに使わせてくれた優しい妻に…

 

『俺は怖くて家に帰りテェんだよぉーッ!』

 

そんな言葉は口が避けても言っちゃダメなのは最高学歴高卒の僕でも察した。

 

さぁ…恐怖体験の始まりだ。

 

 

開始

全く眠気が来ない。

 

とりあえず内容も把握できない映画をただひたすらに流しているだけ。

 

タブレットは単なる灯。

 

その頃僕は暑さの限界に達し服を脱いだ。

 

誰もいない大自然。

 

僕は原始人と同じ。

 

そうだ北京原人だったんだw

 

気にする必要はない。

 

でも『安心して下さい履いてますよ』

 

勇者はパンツ一丁になり、遂に防御率がゼロまで下がる事となった。

 

その時だった!!

 

何発かの銃声!!

 

“バギュン! バギュン!バギュン!”

 

 

はッ!?

 

 

さらに。

 

バギュン!バギュン!バギュン!

 

 

また銃声だ!!

 

 

遠くから聴こえるレベルではない。

 

間違いなく敷地内にいる距離感!!

 

オイオイオイ! 今何時だよ!?

 

猟銃やっていい時間なのかよ!?

 

その時脳裏をよぎった朝のニュース。

 

暴力団同士の抗争で一人が死亡したと。

 

固定カメラがその抗争を記録した映像まであった。

 

 

もしかして! 抗争!?

 

 

勇者chakkanはパンツ一丁!

 

防御率ゼロのHP25ぐらい!

 

誰かホイミをくれ!!ホイミーーー!!

 

 

 

 

 

 

ヘルプミーーーーーッ(;_;)!

 

勇者chakkanは逃げ出した!

 

勇者chakkanは車に入った!

 

勇者chakkanは車に入る事により防御率が50まで上がった。

 

パンツ一丁で運転席にオッサンが一人入り込んだ。

 

その姿は単なる変質者だった。

 

その後10分ほど車の中で待機したが何事も起こる事はなかった。

 

なんだったんだ…。

 

あんな至近距離で銃声を聴いたのは初めてだった。

 

そもそも誰だよ!? てか猟銃ってこんな遅くまでやっていいの!?

 

散々ビビってた勇者が急にキレしだした。

 

そしてまたパンツ一丁でテントへと戻る勇者であった。

 

 

物音

肉体的…体力的…精神的に疲れた。

 

疲れ果て…僕は…眠りに就いた。

 

たぶん寝ている…でも周りの雰囲気は常に感じている状態。

 

寝てるのと放心状態の狭間。

 

するとテントの周りから微かな物音が聴こえてきた。

 

何かいるな。

 

テントの周りをウロチョロしてる気配。

 

するとナイロンが!

 

シャ シャ シャ!

 

誰だ!?

 

盛りのついた野良猫が”ミヤァーーーーッ”とまさに僕の耳の隣で鳴いた。

 

テントのわずか1ミリないぐらいの薄い布一枚の隣で鳴いた!

 

勇者chakkanはビビった!

 

相変わらず防御率ゼロまで下がっていた。

 

勇者は攻撃した!

 

勇者chakkanは叫んだ!!

 

『フォーーッ!』

 

野良猫の何倍ものパワーで叫んだ!

 

あれは数年前にブレイクした芸人

 

レーザーラモンHGを彷彿とさせる狼煙だった。

 

野良猫は逃げた! 恐れをなして逃げていった!

 

その後勇者は3回ぐらい叫んだのはナイショ。

 

 

刺客

もう疲れた…

 

身も心も疲れた…

 

俺は何やってるんだ…

 

辛く長い初秋の夜に…自然の恐ろしさをまざまざと思い知らされた勇者chakkanであった。

 

気力も薄れ、体力もなくなり僕はゆっくりと深く眠りに就いた…

 

もうその頃は何時なのかも把握できていない。

 

どれくらい寝たのだろうかぁ…

 

たぶん3時間ぐらいは寝たんだろう…

 

一台の車が入ってきた。

 

砂利の音がやたら響く。

 

車からは音量MAXのビートボックス状態。

 

ドンチャ! ドンドンチャ!!🎶

 

今度は招かれざる客だ。

 

若者がどんちゃん騒ぎで入ってきたのだ。

 

最悪だ…。 もう安眠することは不可能だ。

 

僕が英語圏の人間だったらこう言っただろう。

 

 

 

 

『oh  my  ガー』

 

 

 

“ガー” が書けないほど無能ではない。

※この表現を”味”と捉えてほしい。

 

若者は奥のサイトへ移動し、深夜というのか早朝というのか、とにかく真っ暗な状態を車でライトアップしBBQをスタートさせたのである。

 

うるさかった。

 

とにかくうるさかった。

 

キャンプ初心者でも解る、これは明らかなマナー違反だ。

 

もし僕が勇者ではなく魔法使いだったらマナー違反の若者にアレを打ち込んでいただろう… そうアレだ

みんな大好き

 

メラゾーマ 🔥

 

団体様だったからアレの方がいいかなぁ…

 

みんな大好き

 

イオナズン🔥🔥🔥

 

とにかく若者は騒ぐ!ひたすらに騒ぐ!

 

深夜?早朝?だと言うのにテンションはゴールデンタイム。

 

若者は全く気にしない! 今が楽しいから騒ぐんだ!

 

友達と騒げる今が旬なのだ。

 

分かる!分かるぞ少年たち!!

 

勇者chakkanだってそんな時あったぞ!!

 

なんだろう…? 不思議な気持ちになった。

 

深夜にどんちゃん騒ぎする若者の声が心地よかった。

 

思い起こせば灯がなくなることから始まった恐怖体験。

 

ガスを忘れ、ライトを忘れ、銃声が響き、野良猫からのリンチ。

 

常に人間との関わりがなかった。

 

無人島に独りとり残された気持ちだった。

 

野生化している自分がいた。

 

人間の声が本当に嬉しかったのだ。

 

 

 飛躍

それから寝ることはなく安心して動画鑑賞できた。

 

朝を迎え朝食を摂る。

 

若者はフリスビーをやってはしゃいでいる。

 

明らかなマナー違反なのは分かるが、その時の僕には感謝の気持ちさえ芽生えていた。

 

そこで気がついた。

 

トゥルトゥトゥットゥトゥ〜🎵

 

勇者chakkanのメンタルLvは48まで一気に上昇した。

 

凄まじい荒業である。

 

このキャンプで学んだことは本当に大きい。

 

家族の大切さ、人の大切さ、自然の恐怖、自然への対策。

 

僕の初めてのソロキャンプはとても有意義で最高のソロキャンプだったと思った。

 

その後2018.2までに3泊のソロキャンプを実施したが、毎度課題は残るが自己満足のいくキャンプ内容が送れている。

 

辛く険しかった初めてのソロキャンプ。

 

 

あの時…僕の寿命は推定5年縮んだ。

 

 

 

長文失礼しました。

 

 

 

 

アンビリーバボー

 

 

では。

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