最新機種好きの僕が4年半前のカメラを買った。
古いカメラを好むユーザーさんもいるが多くの人は “中途半端” という言葉を嫌う。
その “中途半端” という言葉の使い道はたくさんあって、とにかく良い表現として使われる事は少ない言葉。
僕が買ったこのカメラもそうだろう…
…中途半端に古いカメラ…
X-T20を売却し手に入れたカメラは、なんとなんとおよそ4年半前に発売されたカメラ。
『 Nikon Df 』
自分でも驚いた… でも正解だったと思う。
こんな中途半端に古いカメラのレビューは誰も興味はないと思うから、開封だのスペックだのは省略して、どうして僕がこのDfを買ったのか? どんな思考からこのカメラに辿り着いたのかをまとめていきたいと思います。
ただ自分の心の声を文字に変えるだけの記事なので退屈ですが、最後まで読んで頂けると嬉しいです。
Contents
一応 Nikon Df の紹介
スペック表を作るまでもない古いカメラなので、興味のある方はこちらからご覧になって下さい。
Nikon Df はフルサイズセンサーながら僅か1625万画素と僕が初めて買ったマイクロフォーサーズセンサーのカメラOLYMPUS E-M10と同等の画素数という、現在の高画素至上主義時代にこれだけの低画素仕様のカメラを購入する僕は変態ブタ野郎の代表者かもしれません(๑・̑◡・̑๑)w

フルサイズ一眼レフの中では小型で軽量なカメラではあるが…スペックは時代遅れそのものです。
フルサイズセンサーへの想い
僕は筋金入りのFUJIFILMユーザーだと自負しておりました。
FUJIFILM以外のカメラには興味がなかった。
もうずっとFUJIFILMだけを愛用していく事が自分の技術向上にも繋がるだろうと思ってた。
マウントを2つ持つことの大変さも知っている。
ただ一つ…FUJIFILMユーザーでは叶わない夢…
カメラに情熱を注げば誰もが一度は思い描くある想い…。
“フルサイズセンサーを使いたい”
FUJIFILMはなぜかフルサイズセンサーを通り越して一気に高飛び 泣く子も黙る中判センサーカメラがあります。
ただ、このカメラを趣味で使える程の財力は我が家には持ち合わせておりません。
正直このカメラを必要とするほどの撮影力もありませんしねw
僕はスペックモンスターにはなりたくなかったけど、それでもフルサイズセンサーはどうしても使ってみたい。
誰かに自慢したい訳じゃない、周りに認めてもらいたい訳じゃない…
自分の感覚でフルサイズセンサーはどの程度の力を発揮してくれるのかを体験してみたかった。
フルサイズセンサーと一言で言っても上から下までラインナップはありますね。
最新から最古まで。
本物のフルサイズセンサーを体験したいなら現役最強クラスを買うべきだと思う。
家族も了解してくれた。
僕はこの3機種で悩みました。
Nikon D850・Canon 5DⅣ・PENTAX K-1
妻はこう言ってくれた。
「何も考えないで自分の欲しいカメラを買いな」と。
悩み続けた数日間
今回のカメラ選びは過去最高に悩みました。
悩み過ぎて「もう要らない!」と何度も妻に言い放ちました。
妻はNikon D850を推していた、僕はPENTAX K-1が魅力的だった。
値段が落ち着いてきたCanon 5DⅣも魅力的でとにかく混乱しました。
僕はPENTAX K-1が最有力候補で、とにかく欲しかった。
あまりにも魅力的過ぎて某大手口コミサイトにも相談させて頂いたぐらい。
※この場をお借りしてPENTAXユーザーでご相談にのってくださった方々ありがとうございましたm(_ _)m
来る日も来る日も悩み続けていくと思考はいろんな方向に散りばめられていくものです。
今日はK-1に決めたと思う、次の日はやっぱりD850だと思う、そして次の日は5DⅣだと思う、でもやっぱり時代の最先端はSONY αシリーズかなぁ… そのスパイラルが永遠に続く中で僕に宿る強い気持ちは一眼レフカメラを買おうということ。
時代はミラーレス一眼カメラである
今時代はミラーレスカメラが最前線です。
近年のミラーレス市場は上々で、今までミラーレスカメラをバカにしていた一眼レフユーザーでさえもサブ機という位置付けでミラーレスカメラを購入している方がたくさん見受けられる。
僕はミラーレスカメラ一途でカメラを続けてきた人間なので「ミラーレスカメラユーザーが住みやすい世の中になってきたな」と実感する今日この頃。
2年ぐらい前まではミラーレスユーザーなんて底辺扱いでしたからねw
今ではミラーレスこそ時代の最先端で、もう一眼レフに出来てミラーレスに出来ない事など何もないと思う。
むしろミラーレスに出来て一眼レフに出来ないことの方が圧倒的に多いであろう。
不便を楽しみたい、カッコイイと思っている方もたくさんいるがほとんどの方は簡単に便利な撮影を望んでいますからね。
そんな時代の流れに逆らうように僕は一眼レフカメラに拘りました。
その想いはやはり
『体験してみたい』ということです。
一眼レフカメラを使う意味
今一眼レフユーザーになったからこそ本音を話すと、僕は一度たりとも一眼レフカメラに魅力を感じたことはありません。
失礼ながら正直一眼レフを使っている人は時代遅れだとまで思っていました。
でも僕がカメラを始めた頃は一眼レフカメラが頂点に君臨していた。
ミラーレスカメラなんて初心者が持つオモチャのような扱い。
“本気でカメラをやりたいなら一眼レフを買いなさい”といった風潮。
初心者ながら、なぜわざわざ難しいカメラを使うことが正義なのかが理解出来ず、僕は一眼レフカメラを否定していた。
それは今でも変わりません、もし僕が初心者さんにオススメなカメラを聞かれたならば間違いなくミラーレスカメラを勧めるでしょう。
使ったことがないのに食わず嫌いだった。
一眼レフのメカニズムを聞いただけでめんどくさいと思い毛嫌いしてた。
使ったことがないのに否定してた。
でも一眼レフユーザーが一眼レフのどんなところに魅力を感じているのか自分で買って体験してみたかった。
今なら多少勝手の違う一眼レフでも扱えるはずだ。
そんな思いから、僕は一眼レフを購入することに決めていた。
一目惚れの相手がDfだった
そんな否定的だった一眼レフカメラにも唯一カッコイイと単純に外観が魅力的なカメラがありました。
僕がカメラを始めたいと思い量販店に初めてカメラを見に行った時衝撃を受けたカメラ、それが今回購入した
『Nikon Df』です。

まだカメラの価値も知らない、一眼レフもミラーレスも知らない頃に一目見て衝撃を受けたカメラがNikon Dfだったんです。
思わず手に取りました、どんなカメラかなんて何も知りません。
知っているのはNikonというメーカーだけ。
カッコ良かった、持って帰りたかった、首にぶら下げて歩きたいと思った。
そんな想いは値段を見た瞬間に吹っ飛んだ…
当時10万円のカメラでさえ高いと感じていた僕にボディだけで25万円オーバーはとてもじゃないけど無理。
すぐに諦め時は経ち、僕はFUJIFILMユーザーへと落ち着きました。
今思えば、僕はDfのような懐古なカメラが好きなんだ。
FUJIFILMに興味を持ち始めたのも、入り口はレトロな外観だった。

Nikon Df
今どきのカメラが並ぶカメラブースにおいてFUJIFILMのカメラだけどこか懐かしいレトロ感が残る。
男心をくすぐるメカメカしさはFUJIFILMの象徴的なフォルムだ。
僕がこのレトロな外観が好きになったきっかけはDfだった。
見出し どうせ買うなら性能よりも外観だ
僕には絶対的な相棒がいる、それが
FUJIFILM X-H1
このカメラは当たりだった。
僕は最高のカメラに出会ってしまった。
正直言ってX-H1のみでも良かったかもしれない、そのぐらい僕にとって初めてと言ってもいいぐらい理想的なカメラ。
これから僕はずっとX-Hシリーズの後継機を買い続けると思う。
そう考えた時にメイン機となるようなカメラが必要だとは思わなかった。
D850? 5DⅣ? K-1?
もうそんなマウント移行しかねないカメラは必要ないなと思いました。
今話題とか、性能とか評判とかじゃなくて自分が持ってて嬉しいカメラは何か?
僕にとってFUJIFILM以外に眺めているだけで癒されるカメラ一体なんなんだ?
そう考えた時に思い付いたのはDf以外なかった。
もう古い… 量販店でも隅の方に置かれたDf
みんなに触られボロボロになっているDf
よし! 今だからこそこれを買おう!!
まとめ
初心者ブロガーながらカメラの選び方などの記事をいくつか書かせて頂きました。
自分なりに嘘偽りなく真剣に考え全力で考え抜いたことを書きました。
でもいざカメラを選ぶ時は悩むものですねf^_^;
今回はブログのネタになるようなカメラではありません。
ブロガーならα7rⅲや7ⅲなど、今が旬なカメラを買うべきでしょう。
それでも僕は自分がカッコイイと思えるカメラを買いました。
Nikonが持つレンズ資産も魅力の一つ。
今は生粋のFUJIFILMユーザーではありませんが、この新しく追加したNikon Dfと上手く付き合っていきたいと思います。
僕の最初で最後の一眼レフカメラの紹介でした(*´꒳`*)

では。