前回、というより同日にX100F購入報告記事を投稿しました。
最近忙しくてなかなか記事を順に投稿出来ず下書き状態で放置されていたので前回とほぼ同時投稿になってしまいましたが、購入報告記事を執筆してからおよそ2週間使い込みましたσ^_^;w
X100Fについて感じた率直な感想はクセが凄い!ということ。
では今回X100Fを2週間使い込んで感じた違和感などをレビューしていきたいと思います。
多くの方から高評価されるほどの高いポテンシャルは感じない
比較的に賛否両論別れることの多いカメラ業界の中でもあまり悪い評価を見かけない珍しいタイプのカメラの一つがX100Fです。
要するにほとんどの方が高い評価をしている人気のコンデジです。
X100シリーズはXユーザーのみならず多くのカメラファンがサブ機として愛用している、富士フイルムカメラのなかでも数少ない不朽の名作ではないでしょうか。
そんな人気のコンデジX100Fの中でも一際目の引くポイントはおそらくデザインでしょう。
購入のきっかけはデザインからという方も少なくないのでは? もちろん僕もX100Fのデザインは大好物です。

眺めているだけでもお酒のつまみになっちゃうぐらい素晴らしいビジュアルの持ち主です。
ところがカメラは所有欲だけでは写真は撮れません。
そう、カメラは写真を撮らなきゃ意味がないんです。
そしてカメラは自分好みの写りをしてくれなきゃ持ってる意味がないんです。
このX100Fは一体どうなんだ?と問われたならば、答えは『とても癖のある描写』だと答えるでしょう。
厳しく評価すると、多くの方が絶賛する程のポテンシャルを感じないカメラだというのが僕の第一印象だ。
X100Fの画質について
X100Fに対して不満はいくつかありますが、そのほとんどが事前に把握していた事なので購入前には予測出来なかった問題としては画質ですね。
X100Fはコンデジなので当然ながらレンズ交換は出来ません。
そうなると付属のレンズとずっと付き合っていかなければならない、そしてこのレンズはかなりのくせ者です。
良くも悪くも強いクセの持ち主で被写体が限定されるのではないかと懸念しております。
絞りを開放(開放付近)にして接写するとふわふわな描写になり過ぎてどこにもピントが来ません。
例えばコレ

ピントは流れる水に当てていますが驚くほど甘い描写ですよね。
モヤっとした描写で解像感はないです。
決して悪い描写ではありませんが、柔らか過ぎて被写体を選ぶ描写だなというのが率直な印象。
絞ってもカリカリではない
『絞り開放ではふわふわな描写を味わえ絞ればカリカリなんです』こんな感じのレビューは見飽きるぐらい目にするコメントですよね。
このX100Fもこの手のレビューはよく目にしますが、僕はカリカリな描写をするカメラだとは思いません。
もちろん絞りもF8ぐらいまで絞ってしまえば写りはピークにまで達します。
それでもカリカリではありません。
例えばこちらの写真

こちらはシャープネスを+4まで上げて撮った画像でもテトラポットの質感は少し柔らかめです。
嫌いではないですが決してカリカリにはなりません。
カリカリ描写や高解像な描写が良い画質とは限らない
画質はあくまでも好みだし、被写体によって求める画質は変わってくるものです。
先ほどから描写が甘い、カリカリ描写ではないということばを連発しましたが決してカリカリ描写が絶対ではありません。
高解像な描写が絶対でもありません。
時には柔らかくふわふわした描写がしっくりくる場面や被写体がある訳で、その描写が噛み合った時のX100Fは本当に素晴らしい描写をします。

RAW現像などで作り込むタイプの人は好みの描写に作り込めば良いのですが、RAW現像をあまりやらないタイプの方はJpeg撮って出しであの柔らかな描写を表現できるのは有難いとも言えるでしょう。
まとめ
今回X100Fに感じた違和感をテーマに書きました。
どんなに高い評価をされたカメラでもそれが万人に当てはまるわけではありません。
僕が感じた違和感は画質のクセについてです。
それでもX100Fは補って余りあるほどの所有欲が満たされてしまうカメラです。
X100Fから写し出される絵にうっとりして素晴らしい描写と錯覚してしまう方も多いのかもしれませんね。
高い評価をされたカメラだからこそズバリ画質についての疑問を投げかけましたけど、売却する程苦手なカメラではありません。
もしこれがミラーレスなら売却を検討しましたが、コンデジでこの使い勝手ならば全然有りなカメラなので、これからガンガン使い込んでいきたいと思います。
では。